スラムで生き残り、夢を叶える方法。アンバサダー、シャロンからのメッセージ
「SHIFT 80」のモデル、アンバサダーを務めるシャロン。
一時は進学の夢を諦めざるを得なかったスラムでの生活。彼女のストーリーは、数々の苦難を経て、才能が花開くまでの勇気ある挑戦と、成長の物語です。
シャロンは自分の夢を信じ、努力してそれを実現するために戦い、自分自身と社会を変えるための力を手に入れました。
彼女は、困難のなかでも私たちがどのように自分自身の可能性を見つけ、大きな目的意識を持ち、その夢を叶えることができるかを示しています。
シャロンからのメッセージに、耳を傾けてみてください。
こんにちは、私は「SHIFT 80」のアンバサダー、シャロン・アデンバ。23歳です。
5人の男の子と5人の女の子からなる、10人家族に生まれました。私は5番目の子です。
ケニアのナイロビにあるキベラスラムに住んで20年になりますが、スラムでの生活は簡単ではありません。
住居や医療、親戚の介護、さらには教育の不足など、多くの課題に直面するからです。
また、スラムではこれらの課題だけでなく、誘惑も多いのです。
友だちの中にはドラッグを使用している人がいたり、泥棒やドロップアウトした人、麻薬を売るドラッグディーラーなどの悪質なグループが、すぐそばに存在します。
私がキベラでの困難を乗り越えてこられたのは「自分のあり方」を意識しているからだと考えています。
私は常にポジティブであるように努めています。
前向きな姿勢でいること。これが私の「スラムで生き残る方法」です。
小学生のころ、私はおばと一緒に暮らしていましたが、おばは私の学費を払うことができませんでした。
しかし幸いなことに、Magoso Schoolで小学校の教育を受けることができたのです(※ Magosoはキベラスラム内にある無償で教育が受けられる学校です)学校を運営しているリリアンと千晶さん、サポーターのみなさんに感謝しています。
学校では、音楽とダンスにたくさん取り組みました。それがキベラでの生活のストレス解消になっていたんです。
いまでもMagosoは、私が心を落ち着かせる、大切な場所のひとつです。
その後、Kaani Lion's Girls High Schoolを卒業。Magosoで教師としてボランティアもしていました。
コンピュータプログラミングのクラスに参加する機会を得て、Web開発を学び、Webとアプリの両方のフルスタック開発ができるようになりました。Magosoの英語版ウェブサイトや、友人のウェブサイトも制作しています。これまでパソコンを使ったことのない私でも、制作と開発ができるようになったんです! とても有益なプログラムでした。
本当は、2021年に大学に入る予定だったのですが、学費不足のために入学できませんでした。
2023年から「SHIFT 80」がスポンサーになってくれることが決まり、本当に感謝しています。
学業については希望を失いかけていましたが、人生の中で消えかけていた光を取り戻してくれたのです。
また学べることが、とても幸せで、感謝の気持ちでいっぱいです。
私は小学校のファッションショーをきっかけにモデルを始めましたが、将来スーパーモデルになるとは思ってもみませんでした。
現在、私は「SHIFT 80」のスーパーモデルであり、このことについては本当に感謝しています。
スーパーモデルであるだけでなく「SHIFT 80」のアンバサダーにも就任しました。
私は人生のすべてにおいて本当に幸せで、もうすぐ世界で最高のモデルになれると信じています。
自分の夢を信じて、それに向かって一生懸命、努力しつづけています。
私はこれからもスラムで起こる薬物乱用や、他の悪いことには関わらず、自分のことに集中します。
最後に、私は「SHIFT 80」を支えてくれるファンの方々に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
あなたの支援によって、私は自分にモデルの才能があることに気付くことができ、それを大切に生きることができたのです。
私はこれからも、夢が叶うまで一生懸命に取り組みます。
私が努力家であり、夢を追い続ける、夢を叶える人間であることを知ってもらいたいです。
「SHIFT 80」を応援してくれているあなたへ。
どこにいても、シャロン・アデンバからたくさんの愛を感じてください。
私はあなたをケニアに招待します。いつでも会いにきてください!
いつかあなたと私たちは会って、話し合い、わかちあい、楽しい時間をすごせることを信じています。
ありがとう!大好きです!
Sharon Ademba
シャロンから送られてきたプライベートショット